稀の部屋

稀の日常です

私と身体の痛み

私が体に異変を感じたのは今から3年ほど前のことでした。

外出していた時、突然腰と足を激痛が襲いしばらく歩けなくなったのです。

その後整形外科へ行きました。

レントゲンなど検査をしてもらった結果、異常は何もなし。

その日から私の病院探しの日々が始まったのです。

痛み止めは処方されたものの痛みは続きました。

やがてその痛みは首や背中にも広がっていき、何かあるのではないかと他の病院に行ってみても異常なしと言われるばかり。

ある病院からは大きな病院の総合診療科へ行ってみるようにと言われ行ったところそこでも異常なしと言われ、そこから適切な診療科へ紹介してくれるのかと思いきやその医師から出た言葉は、

「検査で異常がないのだから何もないですよ。あとは精神科ですかね」

と。

私は絶望しました。これだけ痛みが続いているというのに、検査で何もないからという理由で診てもらえないなんて。

そこの病院では痛み止めすら出ることはなく帰宅したのでした。

 

肩をがっくりと落として帰った私に、パートナーは言いました。

線維筋痛症の可能性はないかな?」

と。

何でもいい、病名がついてこの痛みを止めてくれる薬をもらえるのなら。

そう思っていた私はパートナーとネットで線維筋痛症を診てくれる病院を探して予約を取り、行くことにしました。

そこの病院でも血液検査やレントゲンなど様々な検査をしました。

そして医師から出た言葉は、

線維筋痛症ではないと思う」

という言葉。

またか……私が何度目かわからない絶望を感じていると、医師はこう続けたのです。

線維筋痛症じゃなくて、体軸性脊椎関節炎でしょう」

と。

やっと病名がついた!

これであとは合う薬さえ処方してもらえば!

しかし困難はまだ続くことになったのです。

それは何か。高額な薬代です。

毎回限度額医療を超える出費。

そんな飲み薬や注射、点滴などを続けたのですが一向に痛みはおさまらず。

やがて通院を続けられなくなった私はその頃別の病気で通い始めていた病院で相談してみることにしたのです。

するとそこの病院の医師に言われたのは

「脊椎関節炎ではないと思う。線維筋痛症の可能性が高いから専門で見ている病院に行ってみたほうがいい」

との言葉。

しかし私が住んでいる県内には線維筋痛症を専門に診ている医師はいないらしく、それでも本当に線維筋痛症なのか、もしそうであるならそうであるという確定診断をもらうため、私は県外の病院へいくことにしました。

そして無事(?)線維筋痛症の診断が出た私は何度かその病院にお世話になりましたが、県外へ行くというのは金銭的にも肉体的にもとても辛く、今は県内の病院にお世話になっています。

まだ薬は調整中で、全身の痛みやだるさと戦う日々です。

 

 

そんな日々を送っていたのですが、数日前から両膝の痛みと右の腰から足にかけての激痛がひどく、その痛みも今まで痛みとは種類が違うような気がして、同じ病院の整形外科へ昨日行ってきました。

で、レントゲンを撮ってもらったところ、膝は軟骨が擦り減ってきており、腰はどうやらヘルニアらしいと。

 

そして新たな戦いがはじまるのでした……。